お祓い漫画「傘神の禍い」
- Category:神世絵
- Date:2025年06月08日
祓戸大神をモチーフにした漫画「HARAEDO」の二作目ができたので公開します。
梅雨前ということで、「置き傘」が大量に出る季節になりました。
日本はモノが豊かな国ですから、500円で買える傘を使い捨てても特に惜しくないでしょう。
しかし「モノには魂が宿る」とは昔からの日本人の考え方で、現代人とはだいぶ違います。
かつて皆が口にしていた「もったいない」が今、日本スゲーワードに使われているだけだとしたら、それこそ勿体ないと思います。
さて、こういうメッセージ性の強い作風は「ゲゲゲの鬼太郎」を彷彿とさせますが、実際にこういう話があるかもしれません(汗)
白龍のナギくんですが、以前のキャラデザでは爬虫類感があって絵面にすると生々しさがあるかな、と思ってました。
そこでデフォルメを入れてみたのですが、龍というよりピカチュウ寄りの何か感が出てしまいました。
ナギくんはボコボコにされるタイプの受難キャラなので、多少コミカルでないと痛々しくなりそうです。
通常ならこれくらいの作品は1日半あれば完成するのですが、連日憑依を解きながらチビチビ作業していたので1週間ほど掛かりました。
私は軽い憑依なら自分で祓えるので、しんどくはあるけど特に問題はないのですが、家庭菜園のレタスと観葉植物と生花が邪気を浴びてダメになってしまいました。
どうも植物は動物よりも邪気に当てられやすいみたいです。
「大祓詞」が延喜式に編纂された奈良時代以前は、霊障とか憑依をひっくるめて「禍事罪穢れ」として祓い清めをしていたわけですが、邪気がレタスの成長を妨げ味まで変えることがわかり、お祓いが豊作や国家安寧に結びつく理由がわかった気がします。
空気が悪いところで育ったレタスは、奇形だし味も苦くてこの世の野菜ではない感じがしました。
私の周りだけ世界観が違うのですが、この世界に多様性があるというより、私一人頭おかしくて皆まともであってくれた方が安心します。
この世界は人々が思うよりもオカルティックなのだとしたら、全ての事象について違う説明が可能であり、常識的に生きていたい人々にとっては認識論的ショックから心を守ることができるからです。
あと近況なのですが、個人的にカードリーディングを日常に取り入れて役立ててます。
最近、ルノルマンカードに興味を持って研究を進めています。
ルノルマンカードの絵柄は「希望のカード」という、ドイツで出版された双六ゲームができる36枚のトランプから始まります。
この絵柄は数秘とスートと暗号が元になって決められているのですが、この仕組みを応用して「日本版ルノルマンカード」を作れないか考えています。
今その準備をしている最中で、新しい趣味を見つけた感じがします。
「日本版ルノルマンカード」と言っても、最終的に完全にオリジナルな仕組みのカードになると思います。
カードのイラストは前々から仕事などで描いてみたいと思っていたので、自分の考えたリーディングに自分のイラストをつけられたらワクワクします。
あわよくば商品化などを考えています。これから楽しみです。