招神万来

弥栄の時代をつくる神様と人のためのブログ

日本の復権

楽太郎です。

アメリカ経済が崩壊の兆候を見せ始めています。

私のような経済素人でも、関税を高めたら国内供給への締めつけに繋がることくらいわかります。
インフレ下においていくら企業を国内に呼び戻したとしても、海外から製材を輸入しなければ製造ができないので物価高は解消されません。
しかも、報復関税でアメリカの製品も輸出できず、クレジットカードの延滞率が過去最高の国民に消費を下支えする体力はありません。
このままでは、どう考えても最悪の悪循環に陥ります。

アメリカはNYダウとS&P500の数値を見ていると史上最強の経済に思えますが、これはアメリカの悲惨すぎる実態経済を誤魔化し、世界中からマネーを呼び込むために作られた芝居です。
数値を出すたびに修正を繰り返すFRBが、果たしてどれほど真実の数字を出しているのでしょうか。
中国なら鉛筆を舐めるが、アメリカのような先進国がやるはずがない、という根拠はどこにもありません。

好景気に映るアメリカの経済指標を実態が反映しているのか、専門の調査機関しか知り得ないはずです。
果たして、アメリカのインテリジェンスにどこまで白が存在するのか、私は疑わしいです。

マグニフィセント7が主導する生成AIも、所詮は大量の電力と環境資源を消費し、数年しか持たない非効率な処理装置を全世界にばら撒き、荒稼ぎするためのロジックです。
実際、生成AIは完全に赤字産業ですが、投機商品として魅力的だから資金が集まるだけです。

人々は「AIが考えている」と思いたいようですが、あれは全世界のネットから情報を集積し、巨大なデータベースからパターンを引っ張り出しているに過ぎません。
その論法で世界中の富裕層を欺き、資金をアメリカ国内のIT企業に吸収させているのです。

ロシアウクライナ戦争の真の目的は、ロシアに戦争をさせることで、次世代戦争の雛形となるべきAI兵器の技術を完成させ、既存の軍事産業をアップデートさせることでしょう。
アメリカは資金供与を渋る芝居をみせながら、ウクライナに無人兵器を開発してもらう口実を作っているにすぎません。
プーチン大統領はどこまでアメリカの肩を持っているかはわかりませんが、前線から兵を引かないことでウクライナのAI兵器の完成に協力しているように見えます。

中国は、台湾侵攻を外交カードに使ってアメリカ、及び西側諸国に圧をかけています。
しかし、その挑発が逆に近隣諸国へアメリカの影響を強める効果をもたらすとしたらどうでしょうか。

中国が戦争を始めると宣言することで台湾の軍事調達はアメリカ主導となります。
そして、AI兵器に欠かせない半導体産業はアメリカの軍事産業と一連托生になるわけです。
その緊張が続く限り、日本を始めとしてアメリカ産兵器の調達が進み、その利益はアメリカの軍事産業が手にすることになります。

中国もロシアも、アメリカと敵対しているように見えますが、緊張状態だからこそ生じる必要悪があります。
お互いが弱みを握り合う中で、裏で強調路線を共有することで現在の不安定さを均衡させているとしか思えません。

特に産業として軍事と製薬とIT以外に稼ぎ頭のないアメリカは、国体と帝国的支配を維持し続けるために、次世代戦争の覇権も掌握する必要があります。
その覇権を維持したいのは、実はアメリカ自身ではなくアメリカの支配階級を影で操るユダヤロビーでしょう。
彼らは、アメリカ政府が「ロビー活動規制法」なるもので献金によって利権を拡大する政治を戦後から行なってきました。
その仕組みを牛耳っているのは、間違いなくイスラエルの侵攻を支持しているグループです。

これらの金融を支配する集団は、思想的なバックボーンを持たない選民意識の強い人々です。
ゆえに、民主主義や社会主義がどうなろうと知ったことではないのです。
大事なのは金であり、そのシステムを維持するのが至高の目的でしょう。
だからこそ、数多の国家や民族が解体されても、それすら利益の手段にしてしまうのです。

トランプ大統領はマスクなどDSの息のかかった微妙な連中を抱き込んでおかしくなったようにも見えますが、いずれにせよ現状ではトランプ大統領は「グレートリセット」のトリガーを引くでしょう。
彼が本気でアメリカを救おうとしているとしても、妄想の中で破滅を招いているにしても、近い将来に彼が汚名を被ることは決まっている気がしてなりません。

これらは、少し世の中を俯瞰すればわかることです。
皆が現文明はこれからも発展を続けていく、次はAIによる地上のユートピアが実現する、アメリカは復活し、再び覇権を握ると思っているからこそ、崩壊というビジョンを想像することができないでしょう。

今でもほとんどの人々は、総理大臣が交代したら日本は多少マシになるとか、トランプ大統領が国内のDSを倒してくれたらまだ立ち直れると思っています。
よしんば、コロナ前のような景気に戻り、外国人を移住させてでも右肩上がりの経済が復活すると信じています。

しかし、残念ながらそれは夢に終わるでしょう。
それが露と消えることを想像できないくらいには、人々は新しい時代を受け入れ、生き方や考え方を変えたくないのです。


先日、馴染みのラーメン屋に行きました。
ラーメンと餃子のセットからライスが外され、ライスが有料50円になり、セットが100円値上がりしていました。
スーパーでお弁当を買った時は、テーブルに置けないくらい歪な形の容器で、ご飯を持ち上げてみたところエゲツない上底の工夫を見せられました。

物価高だから仕方ない、と今は思えるでしょうが、企業の収益が不況ゆえに目減りし、従業員の給料は上がらず、それでも日常品や食料が値上がりしていけば、生活以外にお金を使えなくなります。
外食産業も、利用機会が減れば当然収益は減ります。企業倒産が増えれば、職を失った人々は余計に消費を絞ります。
不況になれば、求人は減り人々は職に溢れ始めます。そして、どうにか資金を回収しようとあの手この手でグレーなことを仕掛ける業者も増えるでしょう。

人々は薄々勘づいているのではないでしょうか。

日本の企業も良心的というか、安心できるレベルの商売をするところもめっきり減ってきています。
大企業と言えど、平気で消費者を欺きます。寡占企業だから多少のクレームでは動きませんし、居直ったところで消費者に代替手段がないから手出しができないことも知っているのです。
その大企業も、人々の生活インフラの一部になっているから身動きが取れません。
ゆえに、供給者と消費者の双方が牽制し合い、先細りの流れを止めることができないのです。

一次産業や流通の業界は人手不足で喘いでいて、経済を支える大動脈にこそ酸素が回っていません。
そして、平常時にこれだけ経済活動が脆弱化しているのに、恐慌と災害に見舞われたらどうなるのでしょうか。
私には、嫌な予感しかしません。

ただ、私には神様の思い描くシナリオが読める気がします。

この状況で日本がユダヤ支配の資本構造を脱し、新たな経済システムをもつ社会体制を確立するならば、恐慌後に荒廃しきった資本国家群を出し抜くことが可能です。

その頃には、世界は凄惨な混乱状態にあるはずです。そこで日本が新しい文明の代替システムを提案することで、世界はその姿勢に追随することになります。
その時、縄文時代より連綿と続く「雛形の国」は、真の姿を世界に見せることになるでしょう。

そのための立て直しが、今日本に求められています。

日本人は明治維新以降、西欧列強に追随するべく帝国主義を採用しました。
しかし、その拡張主義は大東亜共栄圏という名目で他国を侵略し、結局は大戦によって敗北し、今度はアメリカ主導の帝国主義の傘下となりました。

資本主義的な競争原理を組み込んだ社会は、特に明治以降の科学的思考の普及によって、人心よりも物質的な豊かさを求める方向に突き進みました。
大量生産大量消費の時代、祖先が大事にしてきた土地を日本人は易々と現金化し、挙げ句の果てに国土を外国人に売却する世となりました。

この即物的な思考が、我が国の停滞をもたらしたと言っても過言ではありません。
拝金主義を極めた結果、人々は自由もルールも奪われて、弱肉強食の世界に疲弊しきったのです。
そしてこの流れを止めない限り、日本の収奪と衰退は終わることがありません。

日本の縄文時代は1万6千年続いたとされます。
人々は、「原始時代だからそれくらい続く」と思うでしょうが、青森県の三内丸山遺跡は少なくとも5千年前の集落で、その頃には日本国内の海洋交通が確立されていたとされます。
下手すると、2千年前のヤマト政権による日本国の成立以前に、日本人は列島を縦断してネットワークを形成していた可能性が高いのです。

日本人は巨石や山全体を御神体とし、目に見えない存在を自然に見て暮らしてきました。
自然と調和するあり方で荒れ狂う河川を整備し、水のない土地には灌漑を引き込み、植樹して林業を発展させ、豊かな国土からの恵みを代々に渡って享受してきました。

その日本人が、建国して数百年足らずの外国の文明を踏襲し、この数十年で国土の形を著しく変貌させました。
自然環境を「資源」という視点で利益に変換し、再循環を拒む文明のやり方は、もはや全世界的に立ち行かなくなっています。
だから今こそ、口先でも絵空事でもない「環境にやさしい」やり方を取り入れるべきです。

江戸時代には、イギリスが文明国として覇権を握りながら排水設備が未熟な時代に、我が国には上下水道のシステムが確立していました。
自然と共存しながら、安全に暮らす土地作りを実現し、その豊かさを維持する知恵が日本にはすでにあったのです。

その知恵を復活させることは、大量消費に裏づけされた社会システムを代替することに繋がるでしょう。
それを実現するには、現在の大量消費システムの上に築かれている、私たちの生活の仕組みを見直す必要があります。
それはとてつもなく覚悟を伴うことです。
これまでのやり方を捨てることを、人々は極端に嫌うでしょう。

しかし、どの道このままでは欧米諸国と共に沈み、やり方を変えなければ日本人がこの列島に安心して住めなくなる日も来るはずです。
その日、世界で最も歴史のある国「日本」は終わりを迎えます。

それを止めるために、私たちが本気で立ち上がらなければならない時が来ました。
そしてこれが、この国におられる神々のご意向、そして命をかけて国土を守ってきたご先祖様たちの願いではないでしょうか。

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